わきが治療の位置づけ

わきがを改善させるにあたっては、様々なわきが対策が存在します。

もっとも基本的な対策として、脇の下を清潔にすること、生活習慣の改善、ミョウバン水などの自分できるわきが対策があり、その他にも多くの制汗剤やデオドラントなどの商品によるわきが対策などがある中で、最終的なわきが対策として位置づけられるのが、わきが治療(わきが手術も含む)です。

わきが治療は、かかる費用の大きさに比例するように、期待される効果も大きなものになりますが、残念ながら100%わきがを根治させるわきが治療方法は確立されていません。

わきが治療に踏み出すには大きな決断が必要であり、どの治療方法を選択するかは、メリット・デメリットなどを総合的に判断して、自分にとってのリターンとリスクを慎重に見極める必要があります。

このサイトではわきが治療に関して多くの情報を提供し、わきがに悩む人たちのわきが治療選択の一助になればと考えています。

わきが治療の考え方

わきがの治療を考えるにあたっては、まずわきがの原因が何であるかをきちんと整理しておく必要があります。

わきがの原因は以下の2つです。

  • アポクリン汗腺からの分泌物
  • 常在細菌

このどちらが欠けてもわきが臭にはなりません。

アポクリン汗腺からの分泌物は体温調整の機能を持つエクリン汗腺からの汗とは異なり、タンパク質、脂質、鉄分などが多く含まれているのが特徴です。

この分泌物自体では臭いがしないのですが、ここに人の皮膚に住みつくある種の常在細菌がこの分泌物を分解発酵していくと、脂肪酸が生み出され、周りにあの嫌なわきが臭を撒き散らすことになります。

これがわきが発生のメカニズムです。

ちなみに、エクリン汗腺から出る通常の汗もそれ自体は無臭ですが、細菌によって分解発酵されると、いわゆるわきがとは異なる汗臭さになります。(これはこれで、酸っぱくて嫌な臭いですが・・・)

脇道にそれましたが、このようにわきがが発生することがわかれば、その治療方法は以下の2つのアプローチに限られます。

それは、

  • アポクリン汗腺からの分泌物をシャットアウトする。
  • 常在細菌を活動させない。

このどちらかができれば、わきが臭がしなくなるのは発生メカニズム上明らかです。

まず2つ目の「常在細菌を活動させない。」というアプローチですが、以下の様な手段が考えられます。

  • 脇の下を清潔にしておく。
  • 脇毛処理など脇のケアをしておく。
  • 殺菌剤などを使う。

これらは、治療方法とは言えずわきが対策と言うべきものかもしれませんが、細菌の数を減らし、全体としての働きを抑える効果は期待できることは間違いありません。

したがって、わきが臭を軽減させる効果はありますが、皮膚の細菌をゼロにすることは不可能ですから、わきが臭を完全になくすことはできません。

仮にゼロにできたとしても、皮膚表面にはアポクリン汗腺を発酵分解させる細菌だけでなく、たとえば「表皮ブドウ球菌」という健康的な皮膚を保つ上で必要不可欠ないい細菌も存在しますから、皮膚の細菌をなくすことは止めた方がいいことは明白です。

一方の「アポクリン汗腺からの分泌物をシャットアウトする。」というアプローチについては、以下の手段があります。

  • 制汗剤で汗を抑える
  • 交感神経をブロックする
  • アポクリン汗腺を取り除く(含む:機能を破壊する)

それぞれ整理してみましょう。

制汗剤で汗を抑える

これもわきが治療とは言えないと思いますが、一口に制汗剤と言ってもいろいろなものがあります。
特に日本で発売されている制汗剤の効果には疑問符のつくものがほとんどなので、制汗剤で汗を抑えるといってもわきがにはほとんど効果がないと考えている人が多いかもしれませんが、管理人が使用している制汗剤はかなり強力です。

管理人が使用している商品名はデトランスαといいます。

これはデンマークで開発された、欧州で人気の商品ですが、実際に使ってみるとかなりの効果です。(自分はこの商品でわきがの悩みが解消されました。)

欧米人の体臭の強烈さは日本人とは比較にならないくらいで、その欧米人に人気ということなので、効果の程もわかると思います。

さすがに重度のわきがの人にはどうかと思いますが、中程度のわきがならコントロールできるんじゃないかと思います。

実際にあるクリニックのサイトを見ると、デトランスαをクリニックとしてわきがの人に使ってもらっていることが掲載されていますので、医師でもその効果を認めていることがわかります。

もちろん個人差があるのでわかりませんが、試してみる価値はあると思います。

ちなみに、敏感肌など肌の弱い人は少し要注意です。
口コミを見ると、副作用としてヒリヒリ感や痒みが出る可能性があるので、それが原因で続けられなかったという人がかなりの少数ですがいるようです。

交感神経をブロックする

次の交感神経をブロックする方法ですが、この治療方法として行われているのはボトックス注射です。

ボトックスはボツリヌス毒素から抽出した成分で、これを注射することで筋肉の動きを抑制することができます。

つまりアポクリン汗腺の働きも抑制させることができるのである程度の効果が期待できるのですが、効果が持続しない上に自由診療なので、費用が高いという難点があります。

だいたい持続期間は長くて半年なので、毎年注射しなくてはなりません。

お金持ちならボトックス注射もいいかもしれませんが、費用をあまりかけずにわき汗を抑えたいなら、上記のデトランスαをおすすめします。

アポクリン汗腺を取り除く(含む:機能を破壊する)

最後がアポクリン汗腺を取り除く(含む:機能を破壊する)方法ですが、これがわきがを根治させる唯一の手段になります。

この方法はいくつもありますが、代表的なものは以下の通りです。

ただしどの治療法も100%の確率で根治するというものではありません。

どの方法にもメリット・デメリットがありますが、治療効果で選ぶなら剪除法になります。

詳細はトップページに掲載していますので、ご参照ください。