一番効果が期待できるわきが治療の方法を教えて下さい。


まずわきが治療にはどのような方法があるのか整理してみましょう。

  • 剪除法(せんじょほう):皮弁法とも言います。
    一番施術されている術式で、脇の下を切開して、皮膚を裏返してアポクリン汗腺を目で確認しながら切除する方法です。目視でアポクリン汗腺を切除するので、確実で最も効果が高いと言えます。
    保険適用で受けられるケースも多く、費用負担面でもメリットがあります。
  • ミラドライ(マイクロウェーブ法)
    この方法は皮膚を切開せずに、マイクロウェーブ(電磁波)を脇の下の皮膚表面にあてて、アポクリン汗腺、エクリン汗腺を破壊します。マイクロウェーブが水分の多い汗腺をターゲットにして熱を発生させて機能を破壊する仕組みです。
  • クワドラカット法
    4-5ミリの切開創から、ギザギザ刃のついた吸引管(カニューレ)を挿入して、アポクリン汗腺を削って吸引除去していきます。傷痕が目立ちにくいのが特徴で、生活への支障も比較的少なくて済みます。
  • 超音波法
    脇の下を切開して器具を挿入し、アポクリン汗腺を含む皮下組織を超音波の熱で焼いて破壊する方法です。超音波を強く当てすぎるとやけどをおこし、やけどの痕が残ってしまいます。脇毛を残したい人にとっては脇毛を残せるメリットがあります。
  • 皮下組織削除法
    脇の下を切開して、ローラーとカミソリがついた器具を挿入して、アポクリン汗腺をそぎ落す方法です。

ざっとこんなところが代表的なわきが治療法です。(他にもいろいろとありますが・・・)

質問の「一番効果が期待できる手術の方法」ということで選ぶなら、最初の剪除法です。

剪除法はわきが手術で一番多く行われている術式ですが、それはやはり効果が高いということが背景にあります。

他の方法の方が器具を使ったり、超音波やマイクロウェーブといった、なんだかすごそうなものを使用する分、最先端で優れているようなイメージを持つかもしれませんが、剪除法の効果が高いのはどうしてでしょうか?

それは、目視、つまり目で確認しながらわきがの原因であるアポクリン汗腺を切除するという、最も確実な方法だからです。

他の術式は剪除法同様アポクリン汗腺をターゲットして、それらを取り除いたり、破壊するのですが、実際に目で確認しながらの手術ではないために、アポクリン汗腺が残ってしまうリスクは剪除法よりも高くなってしまいます。

アポクリン汗腺は見れば確実にわかります。

したがって、目で確認してそれを取り除くのが一番確実で効果があるのです。

原始的な方法であるが故に効果があると言ったところでしょうか。

このように剪除法は効果は高いですが、デメリットもあります。

他の術式に比べて、大きく切開するため、痕がのこりやすいという点と、術後のしばらく(1~2週間程度)生活に支障が出やすいという点です。

でも、個人的には根本的にわきがを治すなら、剪除法をすすめます。

保険適用できるケースも多いので費用負担が小さくて済みますし、何より本気でわきがを治したいなら、一番効果が確実だからです。

もちろん個人の考え方によりますので、メリット・デメリットを勘案して、慎重にご検討いただければと思います。


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